廃用予防に対するリハビリ介入視点について

こんばんわ!!

お久しぶりです。

Cancer rehabilitation blogを書いている作業療法士の三浦と申します。

抄録2本目完成して、無事に演題登録完了致しました。

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 がんのリハビリテーションにおける重要なこととして今まで色々とお伝えしてきましたが、本日はがんリハビリテーションにおける一番の目標に挙げるべきことについて書いていきます。

それは、廃用症候群の予防です。

 

がん治療は長期入院になることが多く、廃用症候群になるリスクは非常に高いです。

では、廃用症候群とは何か?調べてみましたが、厚生労働省からの明確な定義についてはありませんでした。

そこで、下記のサイトで書かれていた内容を参考に説明していきます。

https://www.irs.jp/article/?p=483

 

このサイトでは

廃用症候群の定義と特徴
廃用症候群とは、病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。

廃用症候群の進行は速く、特に高齢者はその現象が顕著です。1週間寝たままの状態を続けると、10~15%程度の筋力低下が見られることもあります。

さらに、気分的な落ち込みが顕著に現れてうつ状態になったり、前向きに取り組むやる気が減退したりと、精神的な機能低下も見られます。

 

と書かれていました。

 

リハビリでのイメージとしては「離床時間拡大、歩行頻度を増やす」等の介入で廃用の改善や予防を図っている方も多いと思います。

しかしこれだけでは語れないほど、廃用予防の観点はたくさんあります。それらの内容について下記に記していきたいと思います。

※あくまでも私自身の臨床経験での内容であるため、参考程度でお願いいたします。

・睡眠時間、質の確認

・食事量、栄養量の確認

・離床頻度、離床時間の確認

・疼痛確認

・意欲の程度の確認

・精神面の確認

これらを確認し、もし問題があればその問題点の解消を優先的に行います。

 

これらの問題が解消されれば、歩行訓練や筋力訓練がより効果的に実施できるため、上記の問題点を解消する事が重要と思います。

 

また、廃用予防の観点から廃用改善へ高い目標を立てる際には、自主的な歩行訓練へと繋げるために、歩行スピード、歩行歩数、歩行距離について指導を実施が必要です。

 

 

今日はここまでにします。

また明日!!!!!!!!!!