僕自身のがんリハビリテーション介入視点

こんばんは!!

Cancer rehabilitation blogを書いている作業療法士の三浦です。

本日はがんリハビリテーションでの僕自身の介入視点について書いていこうと思います。

がんリハビリテーションは消化器の術後の合併症予防、乳がん術後の肩関節可動域制限の改善、廃用予防、QOL向上等あります。

僕が臨床で介入しているのはstageⅣの患者様のみです。

stageⅣといえば、余命が短い印象がありますが、乳がんでは、stageⅣになってからも5年生存率が33%あります。stageⅢでは80%です。

全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査 KapWeb(2016年2月集計)による

 

 

 

stageⅣでもその患者様がstageⅣになってからどのくらい経過しているのかによってリハビリテーションの介入方法は変わると思います。

 

stageⅣの患者様に介入していると色々な介入観点が見つかります。僕自身の臨床経験では、

・生活面では、睡眠、食事、便秘のコントロール

放射線治療では治療姿勢がとれるか、治療時の不安はないか、治療後のアフターケア

 、倦怠感への介入

・化学療法であれば、化学療法誘発性末梢神経障害、ケモブレインなど

 

ベースとして考えるのは、あくまでも治療が継続できるようなサポート的役割ががんリハビリテーションでは必要だと僕は思います。

いかに治療を継続できるようサポートできるか、患者様自身も治療を一番望んでいるので、いかに治療を楽に受けられるか、それをサポートする視点も必要だと思っています。

 

本日はこのくらいで終わります。。