ガンリハビリテーションの概要
おはようございます。
本日はがんのリハビリテーションについての概要について書いていきたいと思います。
がん患者はがんの進行・治療過程でさまざまな機能障害が生じ、それらによって起居動作や歩行、ADLに制限を生じQOLの低下をきたしてしまう。がんリハビリテーションの目的はこれらの問題に対して症状の緩和や二次的障害の予防を行い、機能や生活能力の維持・改善を目的としてリハビリテーションを行う事である。
上記の内容は以下のDietzの分類に分けられる。
自分なりに解釈して分けてみました。
予防的:術前呼吸指導、運動指導
回復的:術後のリハビリテーション(大腸がん、胃癌術後の早期歩行獲得、乳がん術後の
関節可動域制限等)
維持的:廃用予防。治療と並行してリハビリテーションが進む(放射線治療、化学療法)
※有害事象に合わせながら運動負荷量の調整が必要。
骨転移に対しての動作指導等
緩和的:治療困難でQOLの向上を図る時期。(緩和ケア病棟からなんとか退院、数日間
の外泊、院内でやりたい事の実現など)
そして僕なりに大事だと思う事は、
①予防
②現状のADL、IADLを生かすための運動と環境設定
だと思っています。
予防に繋がる事で、自分の知っている知識(運動、食事、メンタルケアなど)は積極的に患者様にお伝えし、患者様の知識に繋げていく事が重要だと思います。
今回は概要なので、ここまでにします。
また明日‼